大道芸ワールドカップin静岡
静岡市の町おこしイベントとして1992年に始まった国内最大の大道芸コンテストで、毎年11月上旬に行なわれています。海外からも大勢の芸人を招待し、内容はジャグリング、パントマイム、アクロバット、手品といったメジャーなものから何だかよく分からないものまで多岐にわたります。
ワールドカップというぐらいだから審査員がいて順位付けもされますが、誰が優勝するかといったことは実はどうでもよくて、レベルの高いパフォーマンスをたくさん見ることのできるイベントだと捉えられています。屋外でのパフォーマンスではありますが、各芸人ごとに開演前から終演まで客の動きは少なく、これを大道芸だとは思わない方がいいでしょう。
2019年
日時 | 2019年11月1日(金) |
場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
開催初日の金曜日に行きました。この年は平日が1日しかなかったため(?)金曜日でも混んでいました。
見た芸人は
- アニ・クーパー
- クワトロストンプ
- ロミーナ・ミッシェルティ
- レ・モルディヴズ
- マノアマノ・シルコ
- ミズキ・シナガワ
- 渡辺あきら
- チャーリー・ケーパー
- 吉川健斗
- ロレンツォ・マストロピエトロ
でした。
アニ・クーパーは JJF2015 で見た「アニ・キュパー」です。そのときと同じようなクラブのパフォーマンスで、6クラブのマルチまで投げていました。また、ロレンツォ・マストロピエトロは JJF2009 で見ていて、もともとクラウンぽい感じだったので大道芸としてもしっくりきました。こちらは5ハットまで。
他にもレ・モルディヴズがボールバウンスの5フォースや10パスをしていたし、カテゴリーがジャグリングではないクワトロストンプも7ボールまで披露していました。吉川健斗は今回はビッグボールを6個までしか投げませんでしたが、7カスケードの軌道でした。その方がぶつかる可能性が低いからでしょう。
ロミーナ・ミッシェルティはフープ、マノアマノ・シルコは男女ペアのチャイニーズポール、ミズキ・シナガワは太鼓など和楽器をBGMに使った動きのやや激しいティシューでした。
そして今回見た中で一番よかったのは手品師のチャーリー・ケーパーです。衆人環視の状況でクロースアップマジックを主体に構成し、ロボットを使った演出などの工夫もあって面白かったです。売りネタや、よく見る演目もありますが、それだけで終わらせないところに技術力と言うかポテンシャルを感じさせてすばらしい。
2018年
日時 | 2018年11月2日(金) |
場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
開催2日目の金曜日に行ってきました。本当は前日の木曜日に行きたかったのですが、諸事情によりこの日になりました。金曜日は平日なのに普通に混んでいます。
見た芸人は
- ザ・スコビルズ
- デュオ・コミックカーサ
- ブラディック
- 天平
- マレタ・カンパニー
- ファレロス
- ラ・ファビオラ
- ケロル
- マチュー・ボリロー
- フライトオブパッション
でした。
ブラディックはさすがの安定感です。ドラリオンのときのようにクラブをいきなり6本投げ、4クラブを徐々に4ボールに交換していき、最後は7ボールを延々と続けるという構成で、体全体で波打つ動きもちゃんとありました。
「演劇的なジャグリング」を標榜するマレタ・カンパニーもかなりよかったです。テーブルに白いボールを7個並べた状態から始まって、2人でそのボールを取り上げたりパスしたり置いたりするのを様々なパターンで見せてくれました。変に演劇を強調しなかったのも正解だと思います。
ケロルは2017年にも見ていますが、やはり面白いです。一輪車のファレロス、犬と少女の精巧な人形遣いのラ・ファビオラ、シルホイールを半球状に拡張したような装置を使ったマチュー・ボリローと、それぞれよかったと思います。
そして最後に見たフライトオブパッションは衝撃でした。1組のエアリアルストラップを2人で使用する演技で、ストーリー性が売りになっているものの、それよりもアクロバットがすごいです。男性がストラップを口でくわえて(!)足で女性を支えたり(!!)、女性が片足をストラップに固定して180°開脚した逆の足に男性がつかまったり(!!)していました。
2017年
日時 | 2017年11月2日(木) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
初めて木曜日に見に行きました。平日だからと言って空いているわけではないですが、まだましだったと思います。
見た芸人は
- ミスター・ディヴィネツ
- ドミトリー・チェルノフ
- クロワッサンサーカス
- うつしおみ
- バブルオンサーカス
- フットボウズ
- ホワイトアスパラガス
- ケロル
- デュオ・エモーション
でした。
ドミトリー・チェルノフは大きなボールを最大7個まで投げていました。体中の8箇所にホルダーを付けて、そこからボールを取り出して増やしたり、しまって減らしたりするのが面白いです。ケロルはヒューマンビートボックス & ジャグリングという組み合わせで、自分で効果音を出しながらクラブを4本まで操っていました。
クロワッサンサーカスは2016年と同じ内容だったと思います。楽器の生演奏をBGMにした逆立ち、ローラボーラ、綱渡り、ソロトラピスなどです。総勢10名。バブルオンサーカスは2人でシャボン玉を作っていくパフォーマンスで、色々な器具を使っていましたが一番よかったのは素手です。可燃性のガスを入れて火をつけると、手の平でシャボン玉が燃える(!)という演出には驚きました。
2016年
日時 | 2016年11月4日(金) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
2011年と同様、休日に挟まれた金曜日に行ってきました。そしてやはり2011年と同様、非常に混んでいました。
見た芸人は
- アイザック・アボラー
- ウィラー・ニコロディ
- クロワッサンサーカス
- イズマ
- アナスタジーニ・ブラザーズ
- コミックトリオ・エクイヴォキー
- イェンタウンフールズ
- フランソワーズ・ロッシェ
- ラルブル・ア・ヴァッシュ
- ジャグリング・タンゴ
でした。大道芸ワールドカップ25周年ということで、ワールドカップなど通常の3部門の他に過去のチャンピオンたちやクラウン特集の人たちなどもパフォーマンスを行なっていました。
見た中では腹話術のウィラー・ニコロディがよく、客を舞台に上げてインタビュー形式で行なう腹話術が面白かったです。しゃべっている内容ではなく、そのしゃべり方や声色によって個性を出して、話が展開するのがすごいと思いました。ラルブル・ア・ヴァッシュの老夫婦の物語は、1時間もあるパフォーマンスなのに客を飽きさせず、最後に意外な結末もあってその構成力が素晴らしかったです。
ジャグリング・タンゴは予想した通り男女ペアのタンゴと、男性のソロジャグリングでした。ボールは最大7個まで投げます。クロワッサンサーカスは派手さはないものの、自前のテントを張ったり生演奏が付いていたり、いかにもサーカスっぽくてよかったです。
2015年
日時 | 2015年11月2日(月) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
この年も平日に行ってきました。2年続けて雨模様というあいにくの天気です。
見た芸人は
- 三雲いおり
- フランソワーズ・ロッシェ
- ゴマ
- ラソテッラ
- サンキュー手塚
- カレン・ブーレ & マイク・ルクレール
- ダメじゃん小出
- ロスト・ロコス!オーレ!
- SPAC
- パオロ・カイザー
- 池田洋介
でした。雨の影響で公演を中止した芸人や、演技内容を変えたり短くしたりした芸人もいました。
フランソワーズ・ロッシェは4つの異なる道具でのファウンテンや、6バトンまで見せてさすがでした。カレン・ブーレ & マイク・ルクレールの最大11個までのバウンスも、時間は短いながらよかったと思います。パオロ・カイザーのローラボーラに乗った状態から、バック宙して後ろのローラボーラに乗り移る技には度肝を抜かれました。ゴマはハプニング芸 + 正統派ボールジャグリングという異色の組み合わせでした。2014年チャンピオンのロスト・ロコス!オーレ!は、基本的には3人のギター演奏や歌ですが、ピンポン球のジャグリングも少しあります。
池田洋介は "FIN" の演目の最中に "Hello, Goodbye" を入れていました。これでもかと登場するアイデアが素晴らしいです。
2014年
日時 | 2014年10月31日(金) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
この年も平日に行ってきました。朝から雨が降っていて、強くはないけどずっと降り続く状態でした。
見た芸人は
- 望月ゆうさく
- 米屋遊
- ベロノック
- ファン・パブロ・マルティネス
- Mr.アパッチ
- ジャグリングドラゴン・ヒョウガ
- キン・ヒロン
- アナスタシア・マキーヴァ
- シルコ・ピタンガ
でした。雨の影響で公演を中止した芸人が多く、行なった人も演技内容を変えたり短くしたりしていました。
ファン・パブロ・マルティネスはいかにもラテン系のジャグラーで、高速クラブ、口でピンポン球、高く投げる麦藁帽子という構成です。
望月ゆうさくは得意のディアボロを中心にタップダンスやボールも披露していました。ただし雨の中というのはやはりきつそうで、濡れた地面で足を滑らせていましたし、4ディアボロは結局成功しませんでした。
2013年
日時 | 2013年11月1日(金) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
この年も平日に行ってきました。
見た芸人は
- ダメじゃん小出
- ステルザファミリー
- サクノキ
- SEOPPI
- ジャグリングドラゴン・ヒョウガ
- チリー & フライ
- ソルエアカンパニー
- トニー・フレバーグ
- トムチュック
- ニーニョ・コストリニ
- マリオ & シャロン・ベロウセク
- カリトノフブラザーズ
- エラスティック
でした。プレミアムナイトショーを見なかったので、その分、演技ポイントで見る芸人が多くなりました。
マリオ & シャロン・ベロウセクは18:30からの回で、暗くて寒くなったからか失敗が多かったものの、2人の高速クラブはやはりすごい。あの高さでよくクラブ同士が当たらないものだと思います。カリトノフブラザーズは2人組のボールジャグリングで、アクロバットをしながらのパスがなかなかよかったです。
オフ部門は平日の昼間ということもあって客が少なく、見る側にとっては嬉しい状況でした。サクノキはメイン演目のキューブアクトよりも1~3本のスタッフがよいです。SEOPPI はカップで文字を書くネタを膨らませていけば面白くなりそうでした。
2012年
日時 | 2012年11月2日(金) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
平日の金曜日に行きましたが、2011年と同様に混んでいました。もう金曜日も安泰ではないのかもしれません。
この年に見たのは
- エロイーズ & ウィリアム
- ジャグリングドラゴン・ヒョウガ
- スケーティングピラー
- 謳歌
- ゴールデンタイム
- ウォルフブラザーズ & ヘレナ
- バーバラ村田
- レアンドレ
- ヴァイヴェンシルコ
でした。
レアンドレは過去に何度か静岡に来ていて、そのときに色んな賞を取ったらしいです。初めて見ましたが、なるほど面白い。客を使って小ネタをたくさん繰り出すというスタイルで、自然な流れの中で客にすべきことを伝えて、客もそれを理解して動くのがすごいです。今回見た中で持ち時間の30分があっという間だと感じた唯一の芸人でした。
ヴァイヴェンシルコは4人で行なう1時間近いショーで、これだけを特設ステージでやってもいいんじゃないかと思いました。ドーナツを4分の1にしたような装置を組み立てながら使うアイデアが面白く、最後のオチもなかなかのものです。
その後、有料のプレミアムナイトショーで
- マイム・クライム
- グザヴィエ・モルティメール
- ジョニー・フィリオン
- レザクロスティッシュ
の4組も見ました。
2011年
日時 | 2011年11月4日(金) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
土日を避けて平日に来たのに異常な混み方に面食らいました。休日に挟まれた金曜日だからみんな休んでしまっているのでしょうか。
この年に見たのは
- ファクンド・クレイマー
- ニーニョ・コストリニ
- ベンチャ
- 山本光洋
- ダメじゃん小出
- デュオ・スカーレット
- くるくるシルク
- ミラ・ロージロ
- ダン・メネンデス
- バレエ・オン・ザ・ショルダー
- 伊藤佑介
でした。
山本光洋の操り人形のネタ「チャーリー山本」を初めて見ましたが、これが素晴らしい。本当に操られているように見えるし、変にアーティスティックにしないところもよかったです。
ミラ・ロージロは、2009年に見たパベル・ルジーロの妹で、名字の発音は「ルジーロ」の方が近いらしいです。彼女はボールとフープの演技で、ボールは8マルチまでやっていました。ダン・メネンデスは色々やりすぎて散漫な感じでした。
2010年
日時 | 2010年11月5日(金) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
この年も土日を避けて平日に見にいきました。駿府公園では屋台の席がたくさんあり、平日だということもあって空いていて、食事には困りませんでした。
- Juggler Kentaro
- 三雲いおり
- 謳歌
- カナ
- セクシーDAVINCI
- 渡辺あきら
- シャーリー・ディーン
- プリンセス・エレイン
- 天平
- 池田洋介
オフ部門を4組見ました。オン部門も含めて全体的に知り合いを見て回った感じです。
セクシーDAVINCI は現地で会った人からの口コミ情報で見ましたが、最初から最後までセクシーで通すのに加えてぼそぼそ喋るのがおかしかったです。それでいてバトンのレベルは高いと思います。昔見たスーパーアイドル星丸を思い出させる、完全にオフ部門向きの芸人でした。
2009年チャンピオンのプリンセス・エレインは、静止画としては絵になりますがパフォーマンスはそれほどでもありません。ハンドバランスをしながら足で弓を引いて風船を割る芸もあっさり終わってしまいました。一方、シャーリー・ディーンはかつてのクリス・クレモを彷彿とさせるルーティンで、ノスタルジックに感動的でした。
2009年
日時 | 2009年11月2日(月) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
比較的空いている平日に行くことができました。平日なら余裕で見られるし、屋台も空いてるし、いいことづくめです。途中で30分ぐらい雨に降られ、それ以外は晴れて暑く、夜になると冷えて寒いという大変な1日ではありましたが。
- ダメじゃん小出
- シルヴプレ
- ローラ & ホセ・ヘンリー
- ゴールデンタイム
- 渡辺あきら
- エディタ・シュルツ
- アラン・シュルツ
- ショーティー
- イェンタウンフールズ
- パベル・ルジーロ
- デュオ・イウヴィロフ
随分背が高くなったアラン・シュルツが素晴らしかったです。今回は9ボールまでだったため、フォースのみのバウンシングの安定感が抜群でした。妹のエディタ・シュルツはフープがメインでしたが、それよりも足で棒を操る演技がすごいと思いました。
パベル・ルジーロはトスで9ボールまで見せてくれて、中でも5ボールルーティンがよかったです。ゴールデンタイムは2人でシンクロしたディアボロルーティンで、2個同時にパスしたり、ひたすらエクスカリバーを続けたりしていました。久しぶりに見た渡辺あきらも普通によかったと思います。
2008年
日時 | 2008年11月3日(月・祝) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
最終日のこの日にしか見に行くことができませんでした。祝日は混むことが分かっているため、あまり場所移動をしないようにしました。そしてオフ部門のパフォーマーを4組も見ました。
- ル・テニス
- クラウディス・シュペヒト
- カナコフ
- ノアール
- Witty Look
- 池田洋介
- リスボン上田
- エンダックス・マラックス
- ゴールデンパワー
- アンドレイ & ルスラン・フォーメンコ
オフは客が少なくて、非常にいい場所で見ることができました。
今回の収穫は3人組のル・テニスで、テニスのラリーのようにクラブパスをするという趣向でした。基本は2人5本で、パスと言うよりはジャグリングゲームの「バレークラブ」に近いです。奇数本しか使用せず、7本では1カウントとポップコーンだけ、9本でも1カウントだけという不思議な構成でした。
池田洋介は「PLAY」で見せた映像ネタを大道芸としてやっており、太陽がまぶしいときはどうするんだろうと余計な心配をしてしまいました。リスボン上田を見たのは初めてです。オーソドックスなスタイルの大道芸で、最後に JJF2001 で優勝したときのデビルスティック・ルーティンを披露していました。
2007年
日時 | 2007年11月2日(金) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
大道芸ワールドカップを十数年見続けた中で初めて平日に行きました。コストパフォーマンスが悪すぎる土日祝日と違って平日だと混み方もあまり激しくなく、演技が始まる直前に行っても余裕で見られて非常によかったです。このイベントには可能な限り平日に来るべきだと思いました。
- エミリアーノ
- ダメじゃん小出
- ダイアナ & ユーリ
- ジェームス
- エンダックス・マラックス
- トニー・フレバーグ
- サンキュー手塚
- イザベラ・バセンドフスカ
- ノア
- ストリート・ビート
- パヴェル & マルティナ
- ヴィクトル・キー & オレッグ・イゾシモフ
この年の最大の目玉はもちろんヴィクトル・キーです。ハンドバランシングのオレッグ・イゾシモフとペアでの参加でしたが、それぞれがソロの持ちネタを披露する形だったため、「ドラリオン」のルーティン(のアレンジ版)を見ることができました。生で見たら鳥肌が立ってしまいました。2人で組んだのは、どちらも1人では時間が短すぎると判断してのことでしょう。
ディアボロとアクロバットのトニー・フレバーグも4ディアが安定していて素晴らしかったです。
ストリート・ビートは、かつてソロで出ていたロマノ・カーララと、ボイスパーカッションの人(名前は不明)とのユニットでした。それぞれソロでの見せ場あり、コラボレーションありでとてもよかったです。
パヴェル & マルティナの男性の方はかつてパウロ & ダニエラとして出場した人らしい。確かにやってることはほぼ同じですが、名前も違うし相手も違うというのが不思議です。演技が改良されて展開がスピーディーになっていました。
2006年
日時 | 2006年11月3日(金・祝) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
年々混み方がひどくなっていて、演技が始まる5分前に行ったのでは全く見ることができないため、どうしても見たかった人だけに絞って見ました。最近の静岡は、他の大道芸イベントや昔の静岡と比べてコストパフォーマンスが非常に悪くなっています。
- アラン・シュルツ
- トレスパス
- アンディ・ゲブハルト
- トリオ・チャーサール
- カナコフ
- リカルド
アラン・シュルツがパワーアップしています。9ボールバウンスまでは既に安定し、トスも7ボールまで投げていました。そして最後は11ボールバウンス! しかもフォース!! フラッシュだけでしたが、ちゃんと回収したのが偉いと思います。
トリオ・チャーサールは9クラブパスまでやっていたし、ロシアンバーのカナコフもよかったです。
バランス芸のリカルドは技は凄いんですが、あっという間に終わってしまって物足りない感じでした。それよりそのときの司会がよかったです。落ち着いた喋りで、早くから集まってしまった人々を相手にけん玉の技を紹介し、クイズを出したりして客を飽きさせませんでした。リカルドの演技終了後には司会の彼にも投げ銭を渡しておきました。
2005年
日時 | 2005年11月5日(土) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
予め見たい芸人を3組ほどチェックし、あとは現地で会った人からの口コミ情報でよさげな人を見て回りました。
- Mr.アパッチ
- クラウディス・シュペヒト
- ファニー・ボーンズ
- ヨーヘン・シェル
- ポパイ
- トリオ・チャーサール
- TENSHO
- ダンボイ
- デュオ・ボンダレンコ
- ダメじゃん小出
- ママルウ
- ブルートラバーユ
演技ポイントへ行ったらちょうど始まることが多く、たくさんの芸人を見ることができました。ただ、そのタイミングでは真横から、しかもつま先立ちで見ることになったりするので、あまりいい状態とは言えません。
よかったのは和風の独楽のみのヨーヘン・シェルと、シーソーの他に5リングや8クラブパスなども見せてくれたトリオ・チャーサール、そしてロシアンボールを使って「片足2個」などやっていたデュオ・ボンダレンコです。クラウディス・シュペヒトは7クラブ9キャッチまでやったものの、私が見た回はドロップが多すぎて印象はあまりよくありません。シェイカーカップを両手に10個持った状態から8個投げたのはすごいと思いました。あと、自在に動いてクラブやカップを発射する装置がよかったです。
2004年
日時 | 2004年11月3日(水・祝) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
見たい芸人を2~3組だけ押さえ、それ以外は見れる人を見るという方針で回りました。
- 矢部亮
- アンドレイ & ナターリア
- アラン・シュルツ
- フランメ・ファタール・ミーツ・ボバリーノ
- ヨーヨーピープル
- ミッシェル・ロジエール
- デュオ・ディアゴナール
- シャルコフ・ブラザーズ
- ルーカルーカ
ほとんど予備知識なしだった割にはいい芸人にたくさん出会えました。特に現地に着くまでノーチェックだったアラン・シュルツのバウンスとタップダンスが大当たりでした。他にも、最初から見ようと思っていたルーカルーカやミッシェル・ロジエールも楽しかったし、アクロバットのシャルコフ・ブラザーズやアンドレイ & ナターリアも不思議な印象を残してよかったと思います。
2003年
日時 | 2003年11月3日(月・祝) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
朝から雨が降っていてほとんどの演技ポイントが中止になり、見たい芸人は見れずじまいでした。しかし「雨でもやる」という人が残った演技ポイントに入れ替わり立ち替わり来てくれたので、1ヶ所にいながら色々見ることができました。
演技の最初から最後まで通して見たのは
- 有栖川大道芸団
- タック!!
- Mr.アパッチ
- ダンディGO
- Maschu
- カナールペキノワ
です。最終日だからもともと見れる芸人が少なかったということを考えれば、メジャーどころをたくさん見ることができてかえってよかったとも言えます。
タック!! の3つの違う物をカスケードしながらリングを首にかける技、Mr.アパッチのボール、Maschu のブレークダンスなどがよかったです。ダンディGOは、久しぶりに見たらバックダンサーが2人付いていてびっくりでした。
2002年
日時 | 2002年11月2日(土) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
この年はひたすら見たい芸人を見る、という方針で回りました。
- オリバー・グロスザー
- 池田洋介
- ダン・メネンデス
- ダメじゃん小出
- フレッディ・ケントン
- デュオ・フルハウス
- Mr.アパッチ
- デュオ・アギール
- ニルス
- ジェーン
- ジャジコ!
どれも面白くて、おなか一杯な感じでした。特にオリバー・グロスザーのスプーンやトーチ、ニルスの瓶、エアリアルバレエなどを演じたジェーンと助手のアンジェロ、ジャジコ!の子供の使い方などがよかったです。
ダン・メネンデスはジャグリングというよりイリュージョンでした。
2001年
日時 | 2001年11月3日(土・祝) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
静岡で雨に降られたのはこの年が初めてでした。雨は止む気配すらなく、午後からのパフォーマンスはことごとく中止になっていきました。そのため見ることのできた芸人は
- クローム
- スケート・ネーキッド
- ロマノ・カーララ
- フライング・ダッチマン
- ミス・サリバン
だけでした。
ベストコンディションではなかったものの、これだけ見られたら十分な気もします。
2000年
日時 | 2000年11月3日(金・祝) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
20:00までスケジュールが詰まっていて、1日だけにしては随分多くの芸人を見ることができました。
見たのは順に
- シャンティエ・モビール
- クラウン・ミート・サックス
- ディノ・ランパ
- メイン・コーツ
- サンキュー手塚
- 山本光洋
- 池田たかし
- カナールペキノワ
- DONUT'S
- ピエール & ペレ
- プリミティブ
- ロマノ・カーララ
- ソーシャ & フォッカ・メイヤー
- ストレンジ・フルート
- リブラ
- シリウス
でした。
頑張ってたくさん見た上に最後の5組が「大当たり」で、とても充実した1日になりました。リブラはかつて「ミステア」にいたハンドトゥハンドの芸人ですが、目の前2メートルの至近距離で見るとものすごい迫力でした。
1999年
日時 | 1999年11月6日(土) ~ 11月7日(日) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
静岡に実家がある友人宅に泊めてもらえることになり、2日間にわたって見ることができました。
1日目は
- カメレオン
- フライン・ボブ
- ヨーヘン・シェル
- 鶴岡アキラ
- 大道バカ一代
- タック
- ダンディGO
- あがりえ弘虫
- HIGH & LOW
- トリックマスターTAKASHI
- つぶつぶオレンジ
- スティックルバック・プラスティカ
- ストレンジ・フルート
でした。
日本人芸人についてはマイナーどころを積極的に見に行っていました。しかしやっぱり面白くないんですね。
ストレンジ・フルートの、高いポールの上で揺れる芸はアイデアの勝利でした。
2日目に見たのは
- サンキュー手塚
- トゥ・ビー・ツー
- ワルドミアー・ミュラー
- パントマンガ
- 青空曲芸シアター小出直樹
- 三雲いおり
- ウーリック
- スマイス & ソーシャー
- ケッチ
- Mr.アパッチ
です。
トゥ・ビー・ツーはこれで解散という噂を聞きました。3人組のアクロバットとジャグリングですが、どちらもレベルが高くてよかっただけに残念です。小出さんのソロはこのとき初めて見ました。
1998年
日時 | 1998年11月1日(日) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
そろそろ日本人で初見の芸人が減ってきたので、知り合いとか確実なところしか見なくなってきました。
- チャイナ・ニエ
- シリウス
- ジェトン
- トリオ・サリレス
- つぶつぶオレンジ
- セリップ
- ジー・デニック
- シアター・ル・ピエトネ
- 雪竹太郎
- ザ・インビジブル・メン
- アンディ・ヘッド
この年の注目はアンディ・ヘッドだったので彼を最後に持ってきたところ、実はジェトンの方がよかったです。ジェトンは古いタイプの芸人らしいですが、それがかえって新鮮でした。
1997年
日時 | 1997年11月2日(日) ~ 11月3日(月・祝) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
泊まりがけで見に行きました。2日あると時間的に余裕があっていいです。
1日目に見たのは
- ウディ・ウッド
- タカパーチ
- ナチュラルシアター
- 平安貴族
- 牛飼い小出と牛くん
- エイコーンパペット
- ダン・バンクーバー
- デイブ・レイブ
- パウロ & ダニエラ
- デビッド・ラムゼイ
- シリウス
です。
1996年にワールドカップを取ったパウロ & ダニエラはステージマジシャンでした。やってることは面白くてすごいものの、着替えのために5分も舞台を空にするのは問題でしょう。
デイブ・レイブとデビッド・ラムゼイはこのときが初見で、どちらも面白いと思いました。そして最後のシリウスが夕闇に映えてとても幻想的でした。特にクラゲの演目がよかったです。
2日目は
- 王健
- 牛飼い小出と牛くん
- フライングモンキーSASUKE
- キップ・レイノルズ
- つぶつぶオレンジ
- パウロ & ダニエラ
- ○○ブラザーズ
- シリウス
- サブリミット
を見ました。
朝、牛飼い小出と牛くんに対する客の受けがあまりよくなくて、小出さんが「牛くん、静岡の朝は静かだねえ」と言っていたのが印象的でした。
1996年
日時 | 1996年11月3日(日・祝) |
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場所 | 静岡市内 |
料金 | 無料 |
実際には私は1992年の第1回から見に行っていますが、記録に残っているのはこの年からでした。このとき見た芸人は
- ヴィンス・ブルース & アニー
- トニー・ダンカン
- タック
- ヘンリック・ボース
- インサイドアウト
- クロックワーク
- サルバドール神山
- サンキュー手塚
- サブリミット
です。
当時はよく分からないままヴィンス・ブルースを見ましたが、あまり記憶に残ってなくてちょっともったいない。トニー・ダンカン、クロックワーク、サンキュー手塚といった有名どころはもちろん、このとき初めて見たタックがかなりよかったです。