カスケード・オブ・スターズ
毎年北米の都市で行なわれているIJAフェスティバルのトリを飾るショーです。フェスティバル自体とは別に料金が設定されているため、一般の観客が見ることも可能です。
2021年
日時 | 2021年7月18日(日) 9:00~10:40 (日本時間) |
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場所 | オンライン (YouTube Live) |
料金 | 無料 |
新型コロナウイルス COVID-19 の影響によりIJAフェスティバルの2020年は中止、2021年はオンラインでの開催となりました。フェスティバル自体は1週間に渡って行なわれましたが、曜日と時差の関係で私が見たのはカスケード・オブ・スターズだけです。
出演は順に
- マルタ・パレイ
- グレース・グッド
- ユニサークル・フロー
- イーサン・ブレイン
- ギレム
- ノエル・イー
- フィリップ・ザラドニキー
- 砂原啓人
- イェネガ・サーカス
- 青木康明
でした。途中休憩はありません。
ほとんどのパフォーマーは事前に撮影した動画を流していましたが、ライブ中継っぽい人もいました。逆に動画を加工しすぎて、ジャグリングパフォーマンスというよりは映像作品になっているものもありました。
これらの中ではノエル・イーのフープの演技がよかったです。1個のフープを頭に引っ掛けた状態で、体をひねるなどしてフープをゆっくりと回しつつ、手に持ったもう1個のフープを同期を取りながら動かすといったことをしていました。
ユニサークル・フローは2021年に日本で結成された一輪車のグループらしく、今回は6人の群舞でした。砂原啓人はジャパンジャグリングオンラインステージ(JJOS)2020の優勝者で、ディアボロ1~3個の縦軸だけの構成です。青木康明はボール3個のみですが、片手をもう一方の手で持った状態で投げたりキャッチしたりするなど、制約のある条件下でのジャグリングでした。彼だけマスクを着けていたのも「マスクをしなければならない」というコロナ禍の制約を表していたのかもしれません。
2015年
日時 | 2015年7月25日(土) 20:10~22:40 |
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場所 | インペリアルベルシアター |
料金 | US$45.00 |
この年はカナダ・ケベック州の州都であるケベック市にてIJAが開催されました。
カスケード・オブ・スターズの会場は街の中心部にあるライブハウスのような場所で、フラットな床にパイプ椅子が300ほど並べられていました。客席後方にはバーカウンターもあって飲みながら見ている人もいます。
自由席なので1時間以上前から並んで、床が1段高くなっている場所の2列目中央やや下手側といういい席を確保しました。満席だったと思います。
出演は順に
- マルコ・パオレッティ & デビッド・メネス
- ソルスティックス
- ステファン・ジェンティリーニ
- ジミー・ゴンザレス
- コリジョン・オブ・リズム
- ジョルジュ・プティ
- ジュリー・ラバーニュ
- スベトラーナ・ズエヴァ
- トニー・フレバーグ
で、4. と 5. の間に20分間の休憩がありました。
2人組の司会者がいて出演者を順に紹介していくスタイルで、1組ごとに幕が下ろされていました。出演者のほとんどがケベックサーカス学校出身者だそうです。
粘土ジャグリングのジミー・ゴンザレスがすごいです。粘土の塊を投げているうちに割れたりくっついたりして個数が変わっていきます。最大6個にまで分裂していました。そして一番の見所は、投げていた粘土を捨てても捨てても個数が減らない! 素晴らしいアイデアだと思いました。彼はこのパフォーマンスにより、シルク・ドゥ・ドゥマンで金賞を取ったらしいです。