ミュルミュル ミュール
フランスのヌーヴォー・シルクの流れを汲む公演ですが、カンパニーの名前は特にないようです。演出のヴィクトリア・ティエレ=チャップリン、主役のオーレリア・ティエレの母娘を中心に、出演者はメインのパフォーマー3人と、顔を隠した補助的なパフォーマーが3~4人という構成です。
日時 | 2015年10月17日(土) 15:05~16:20 |
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場所 | 世田谷パブリックシアター |
料金 | 4,000円 |
三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで行なわれました。私の座席は1階M列29番という、比較的前方の上手側でした。600席のうち8割方が埋まっていたでしょうか。会場には親子連れの姿も結構ありました。
パフォーマーが入れ替わり立ち替わり登場して、短いネタを色々披露していくスタイルでした。背景やセットも次々と変わっていきます。サーカスっぽい要素はあまりなく、手品とマイムが中心で、ときどきダンスやクラウニングがあったぐらいでした。引っ越し用の荷物をまとめているシーンから始まって、最終的に引っ越し先に行くという感じですが、それが特にストーリーとして意味を持っているわけではありません。
1つ1つのネタが非常に短く、良く言えばスピーディーですが、悪く言えば消化不良で、よく分からないうちに次に行ってしまうのが何だかもったいなかったです。照明も暗いことが多く、脱いだはずの靴をいつの間にか履いているという手品など、気付いていない人も多かったのではないかと思います。