シルク・エロワーズ
1993年にカナダのモントリオールで結成されたヌーヴォー・シルクの団体です。公演は専用テントではなく既存のホールを使っており、これまでに何種類かの作品が生み出されています。
サルーン
日時 | 2019年10月27日(日) 11:00~12:20 |
---|---|
場所 | シアターオーブ |
料金 | S席9,800円 |
渋谷ヒカリエ11階にある劇場での公演です。私の席は1階8列29番で、正面やや上手側の比較的前方の席でした。2階席まで含めて9割ぐらいが埋まっていたと思います。
舞台設定はアメリカ西部開拓時代の酒場で、生演奏と歌と踊りとサーカス演目が繰り広げられます。ミュージシャン3人とパフォーマー11人が入れ代わり立ち代わりステージ上に現れ、同時多発的に色々なことが起きていました。
サーカス演目は順に
- チャイニーズポール
- ジャグリング
- ハンドトゥハンド
- コントーション
- シャンデリア
- ディアボロ
- シルホイール
- ティーターボード
でした。
ジャグリングはソロの3、5、7クラブです。7本はフラッシュだけでしたが、3本では階段を上るなど舞台上を動き回っていたのがよかったです。ディアボロは浦和新で、1~3個の安定感のある演技でした。他にも、少しだけハットバランスやトリックロープなどがありました。
静かな演目や暗いシーンなどもありましたが、全体的に祝祭感が強く、非常に楽しいステージだったと思います。
iD
日時 | 2013年3月17日(日) 17:00~19:00 |
---|---|
場所 | 東京ドームシティホール |
料金 | S席8,500円 |
東京ドームに隣接する、旧JCBホールで行なわれました。私の座席はアリーナ11列21番で、1階の後方中央付近でした。定価9,800円のところを割引で購入しました。2,000ほどあった客席の9割ぐらいは埋まっていたと思います。
サーカス的な演目としては
- ハンドトゥハンド
- チャイニーズポール
- インラインスケーティング & 自転車
- コントーション & ブレークダンス
- ジャグリング
- エアリアルフープ
- ジャンピングロープ
- 椅子バランス
- 自転車(客)
- コントーション
- ストラップ
- シルホイール
- エアリアルシルク
- トランポウォール
などがありました。ジャグリングは3~7ボールのバウンスです。ボールを投げる場所が床だけでなく、壁やV字型の板にも当てるなど工夫されていてよかったと思います。
ステージ上の大道具を背景として3Dプロジェクションマッピングの映像が効果的に使われていました。ストーリーのようなものがあり、それはサーカスアクトをスムーズに繋げるための演出だという印象でした。クラウンが出てこないのが珍しい。出演は全部で15人で、音楽は録音でした。
サーカス演目がたくさんあり、個々の演目でも珍しい動きもあり、凝った演出もあって全体としてはとても満足のいくステージでした。残念だったのは客席がフラットで後ろの方からでは低い演目が見づらかったことと、全体で2時間の公演なのに休憩が30分もあって公演時間が水増しされていたことです。
シルク・オーケストラ
日時 | 2002年3月15日(金) 19:10~20:30 |
---|---|
場所 | Bunkamura オーチャードホール |
料金 | S席9,000円 |
渋谷区にあるコンサート用ホールで行なわれました。私の座席は1階11列15番という比較的前の方でした。
公演名からも分かる通り、「サーカスとオーケストラの融合」を謳っていました。ステージの前方でアクロバットが展開され、後方ではオーケストラが全てのBGMを生演奏するという趣向です。
サーカス的な演目には
- ティシュー
- エアリアルフープ
- ストラップ
- コントーション
- ジャーマンホイール
- 棒と滑り台
- ハンドバランシング
などがあり、その他アクロバットやダンスなどで構成されていました。演目間にあまりはっきりとした境目がない、というより似たような演技がずっと続いている感じでした。
公演は全体的に退屈です。中には面白い動きや注目すべき演出などもありましたが、出演者全員が地味な白い衣裳を着て、驚くほどの技もなく大きな笑いも起きません。オーケストラによる生演奏も生かしきれていなくて、これなら録音された曲をスピーカーから流しても同じだと思いました。それどころか楽譜をめくるペーパーノイズが気になるといったマイナス面の方が目立っていました。サーカスとオーケストラの融合とはとても言えない代物でした。