マッドアップル

2022年にラスベガスのニューヨークニューヨークというホテルで始まった常設公演です。同ホテルに以前あったズーマニティの後継として、同じ劇場で行なわれています。
シルク・ドゥ・ソレイユの名前を冠してはいるものの制作は別の会社で、サーカスに加えて歌や踊りだけとか、バンドの演奏、スタンダップコメディなど演目が多岐にわたっており、バラエティーショーと呼ぶのがふさわしい内容となっています。
開演前にはステージ上にバーが作られていて、客が普通に飲み物を買いに行くことができるのが斬新です。

2回目

日時2023年7月11日(火) 21:30~23:05
場所ニューヨークニューヨーク
料金US$100.28

この回はセクション202のH列12番で、1階下手側前方の席でした。
公演の内容は1回目と同じですが、コメディアンの手品は1回目とは違うものが選択されていたので、サクラやフォースではないことが分かります。このコメディアンは途中に何度か出てきて、通常のサーカスにおけるクラウン的な枠割を果たしていることに気が付きました。
コメディアンに限らず、英語をしゃべる人が何人かいます。影絵の人もしゃべっていて、コメディというよりナンセンスギャグに近い気がしました。
各パフォーマーの衣装はニューヨークのストリートファッション風になっており、シルク・ドゥ・ソレイユ的な凝ったコスチュームではありません。公演のコンセプトには合っているので、これはこれでよいと思います。

1回目

日時2023年7月11日(火) 19:00~20:30
場所ニューヨークニューヨーク
料金US$76.90

私の席はセクション305のAA列3番で、2階右側からステージを見下ろす感じの席でした。
サーカス的な演目には

  1. シガーボックス
  2. イカリアンゲーム
  3. エアリアルポール
  4. デュオストラップ
  5. 影絵
  6. 輪くぐりとダンクシュート
  7. ハンドバランシング
  8. ホイール・オブ・デス

がありました。一番目立っていたのはコメディアンで、英語でしゃべり続けて観客を爆笑の渦に巻き込んでいました。私はついていけなかったので何が面白かったのかは分かりません。時間も長く厳しいところはありますが、それも覚悟の上だから仕方ありません。彼はそれに加えて手品も2つ披露していました。手品をすると見せかけて笑いを取りつつ、最後にはちゃんと不思議な現象を起こしていたのはさすがです。
シガーボックスは3個のみで、往年のクリス・クレモのように細かい技を高速に繰り出していきます。ラストは15個の箱を1個ずつ両手の間に挟んでいくネタで締めました。
今回は2階の安い席でしたが、会場が小さいためステージからも遠くなく、普通に見る分にはこれで十分でした。コメディアンに絡まれたいのなら1階の最前列がいいでしょう。