2008年9月の日記

9月27日(土)

フラミンゴ

ラスベガス7日目。
モニュメントバレーから戻ってきてからはフラミンゴという名前のホテルに連泊している。帰りの飛行機が比較的遅いため、最終日の朝は余裕を持って帰り支度をすることができた。
ホテル内のバフェ(日本で言うビュッフェ)で朝食を取ろうとすると、土曜日だから「シャンパンブランチ」だと言われた。いつもはアルコールはバフェの料金とは別になるところ、土日のシャンパンブランチのときはバフェ料金が高めである代わりにシャンパンが飲み放題になる。って、今午前7時なんですけど……。
その後、日課になったホテルの中庭散歩をする。このホテルには本物のフラミンゴが放し飼いになっており、間近で見ることができる。他に鴨や黒鳥や錦鯉なども飼われている。錦鯉の説明に「日本では1匹100万ドルで取引されることもある」と書かれていた。本当か?

9月26日(金)

ラブ(19:00~20:35)
ラブ(22:00~23:35)
噴水ショー(23:55~24:00)

ラスベガス6日目。
この日は昼過ぎまでホテルの部屋でのんびりする。夜はシルク・ドゥ・ソレイユがビートルズの曲だけで作ったショー「ラブ」を見るために、ミラージュまで出かけた。実は2年前からやっているので、そんなに新しいショーではない。19:00からの回は日本でチケットを手配していたけど、22:00からの回は時間が空いたので劇場のチケット売り場に直接足を運んで買ったものだ。そのため1回目は最前列で、2回目は2階席で見ることになった。
音は全てビートルズのオリジナル音源を使っているからバンドによる生演奏はなし。英語で喋るシーンも多少はあるけど、ほとんどが音楽に合わせての踊りやアクロバットで、ミュージカルと言うよりはディズニーランドのパレードに近い。専用劇場だけあってステージが複雑に動き、あっという間に次の演目の準備が整い、映像も駆使していて見ごたえがある。今回ラスベガスで見た各種ショーで、観客ほぼ全員によるスタンディングオベーションが起こったのはこれが初めてだった。
ラブは円形に近い劇場で行なわれるため、どの角度から見てもよさそうだった。その一方で1階席と2階席ではかなり見え方が異なる。空間の中にいるか外から眺めているかの違いがあり、一度しか見ないなら2階席を、二度見るつもりなら1階席→2階席の順に座るのがいいと思う。
ラブの後、ミラージュからベラッジオに移動して前庭の噴水ショーを見る。1日の終わりの回は決まってアメリカ国歌で、ひたすら高く吹き上がる水しぶきに結構濡れた。

9月25日(木)

ザイオン国立公園(9:30~14:00)
カー(21:30~23:10)

ラスベガス5日目。
朝から郊外の自然を見に行く日帰りツアーに参加した。同行者は、私とかんなさんを含む10人の日本人客に、日本人ガイドとアメリカ人運転手の計12人。運転手は小型バスでザイオンの入口まで送迎するだけで、おそらく日本語は喋れない。
ザイオンは大きな岩で囲まれた場所を、上を見上げながら歩くのがメインで、緑も多いし川や滝などもあってハイキング的な楽しさがある。途中でワイルドターキー、リス、タランチュラなどの動物を見かけた。コースによっては高低差が激しいものもあり、4時間かけて巨大な岩の上に登ったり、2日間かけて(!)登る上級者用ロッククライミングコースもあるらしい。
夕方にはラスベガスに戻り、ホテルで少し休んだ後、MGMグランドに移動してカーを見る。ところどころ省略されていて「あれ?」って感じだったけど、このショーの最大の売りである舞台装置はやっぱりすごいと思う。

9月24日(水)

サーカスアクト(16:30~16:40、17:10~17:20)
アイス(20:00~21:25)
オー(22:30~24:10)

ラスベガス4日目。
昼ごろ起きて、サーカスサーカスまで移動して無料のサーカスアクトを2回見る。1回目はフライングポエマスという4人組の空中ブランコで、客席のすぐ近くで行なわれるため、迫力があって素晴らしい。2回目はアフリカンアクロバットの6人チームで、リンボーダンス、縄跳び、組み体操をやっていた。ひょっとして4年前にデザートパッセージで見たチームか?
続いてサーカスサーカスの向かいにあるリビエラというホテルで、アイススケートのショーを見る。基本はフィギュアスケートで、滑りながらのジャグリングあり、バイオリンの演奏あり、スティルトや逆立ちまであって盛りだくさんだった。チケットショップで当日半額券を買ったら後方のテーブル席だったけど、十分面白かった。
そしてベラッジオのオー。若干レベルが下がっていたものの、やはりオーに勝るショーはないだろう。5回見てもなお新鮮で感動できるショーはそうそうないと思う。

9月23日(火・祝)

モニュメントバレー(4:50~7:00)
ホースシューベンド(12:00~12:30)
ミステア(21:40~23:15)
サイレンス・オブ・T.I.(23:30~23:50)

ラスベガス3日目。
近くの町のホテルに泊まった後、早朝に再びモニュメントバレーを訪れて日の出を見る。ラスベガス時間で6:13。雲がないから日の出もはっきりと分かるし、地平線に日が昇る場面を見たのはおそらく初めてだ。夜は上着を着ていても寒いぐらいだったのに、日の出とともに暖かくなり、すぐに厳しい暑さとなった。さすがに砂漠だ。
帰りに、ツアーには含まれていなかったホースシューベンドに、アダムが寄り道してくれた。ここはコロラド川が馬蹄形に蛇行する断崖絶壁を上から見下ろす場所で、手すりなどはなく、高所恐怖症の人は近寄れないと思う。
日が暮れるころラスベガスに戻り、トレジャーアイランドでミステアを見る。
終わって外に出たところで偶然サイレンス・オブ・T.I.が始まったので、これも最後まで見る。私は既に宿泊客ではなくなっていたし、並んで待っていたわけでもないから、通路の端のギリギリ見える位置からの観賞だった。

9月22日(月)

アンテロープキャニオン(11:30~13:00)
モニュメントバレー(15:30~21:00)

ラスベガス2日目。
トレジャーアイランドをチェックアウトして、早朝から郊外に向かう1泊のツアーに参加した。同行者は、今回ラスベガスで現地集合の予定だったむきょさん、かんなさんだけで、アメリカ人の運転手兼ガイドのアダムと計4人だった。アダムは仙台に2年間いたらしく、普通に日本語が喋れる。
アンテロープキャニオンはグランドキャニオンの北東部に位置する渓谷で、今回訪れたのは上流のアッパーアンテロープキャニオンの方。赤茶色の砂岩が水に浸食されてできた狭い通路に光が差し込む幻想的な光景が見所である。特に砂が巻き上がると光の筋がはっきりと見えるため、みんな手で砂を巻き上げていた。
そこからさらに東へ2時間ほど移動してモニュメントバレーへ。ここはいくつもの映画の舞台になった場所で、広大な砂漠の中に風雨に削られた岩がモニュメントのように立っている。人工物はほとんどなく、雲もほとんどないから、夜になれば真っ暗な中に満天の星が見える。天の川まではっきり分かるほどたくさんの星が見えるため、知っている星座を探すのがかえって大変だった。

9月21日(日)

トレジャーアイランド

ラスベガス1日目。
シンガポール航空からロサンゼルスでUSエアウェイズに乗り換えて5回目のラスベガスへ。もともと遅い時刻に到着する予定の飛行機がさらに1時間以上遅れたため、この日のナイトショーは諦めることにした。
初日に泊まったのはトレジャーアイランド(T.I.と略される)で、シルク・ドゥ・ソレイユのミステアや、無料アトラクションの「サイレンス・オブ・T.I.」が行なわれるホテルだ。サイレンス・オブ・T.I.は通常は30分前から場所取りをする必要があるけど、宿泊客は専用エリアに入れるため、ゆっくり出かけて見ることにした。……と思ったら強風で中止になってしまった。よくあることらしいけど、残念。

9月19日(金)

マラバリスタ(18:40~21:00)

先週の反省を踏まえず、今日も2時間以上練習してしまった。今日はその場では大丈夫だったけど、家に帰ってからあちこちに痛みが……。気を付けよう。
3クラブのバッククロスは、数回投げては止めるという動作をずっと練習してきた。その成果か、失敗するまで続けてみると結構続く。一方3ボールでは、最近になって練習を始めたということもあって、なかなか10回続かない。

9月17日(水)

マラバリスタ(18:20~20:00)

クラブのバッククロスをしていると、ときどきクラブが足にひっかかったり、手がTシャツにひっかかったりして失敗する。見ていた良樹によると、左手の手首の返し方が足りないのではないかとのこと。そこを意識してやってみようと思ったけど、まだ投げに余裕がなく、現状がどうなっているのかも把握できなかった。
シルク・ドゥ・ソレイユのゼッドは良樹も尾崎も見に行ったらしい。長も行くとか言ってたし、結構みんなトライアウトに行くのね。尾崎とは「途中の休憩はいらない」という点で意見が一致した。

9月13日(土)

マラバリスタ(18:20~21:00)

多少涼しくなったと思ってあまり休憩を取らずに練習していたら、オーバーヒートしてしまった。もう若くないんだし、暑さとは関係なく2時間以上の練習は危険か?
クラブのバッククロスの練習をしていたら、久保に「ボールのバッククロスを先に練習した方がいい」と言われた。慣れればクラブの方がやりやすいけど、最初はボールの方が簡単で、ボールで投げるタイミングやリズムを掴んでからクラブに移るのがいいらしい。実際にやってみると、最初こそ投げる強さや高さが分からなくてうまくいかなかったけど、すぐに5回ほど続くようになった。ただ、クラブでもそれぐらいはできるから、すんなりボールに移れただけかもしれない。

9月11日(木)

ゼッド(19:30~22:00)

10月1日から本公演が始まるシルク・ドゥ・ソレイユの新作「ゼッド」を、舞浜にある専用劇場まで見に行ってきた。私の座席はHブロック14列45番で、通路より後ろのやや下手側。レギュラー席という分類で、本公演なら9,800円のところ、トライアウト公演なので2割引きの7,840円だった。平日のトライアウトにも関わらず、客席の9割方は埋まっていたと思う。
公演は色んな演目が次々に行なわれるという構成で、内容的にはよかったと思う。特にジャグラーにとっては、4~5人によるクラブおよびトーチパスあり(ただし1人あたり3本のみ)、6人ほどでのトリックロープあり、稲垣正司のソロバトンありと、かなり楽しめる内容になっている。クラウンがしつこくないのも個人的にはよい。日本人向けのマーケティングが行なわれたのだろうか?
ゼッドは「専用劇場なのにテント公演とあまり変わらない」とよく言われる。確かにラスベガスのような派手さはなく、オーやカーのような装置を期待すると拍子抜けするけど、可動部分も多いし、地面(?)が何種類かに変化する点はいいんじゃないかと思う。
一方、時間の使い方には難があると思った。普通に働いている人が仕事帰りに見ようとした場合、「夕飯を食べてから見る」には19:30の開始は早すぎるし、「見てから食べる」には22:00の終了は遅すぎる。劇場では食事になるようなものは売ってないし。それに、全体で2時間30分の公演なら、途中の30分間の休憩は必要ない。本公演では2時間15分になるらしいけど、休憩がなくなって演技時間が延びることを祈るばかりだ。
座席については通路より後ろで十分だった。通路より前でも左右の端になるぐらいなら、値段差も考えれば後ろの中央に近い座席の方がいいんじゃないかと思う。

9月10日(水)

マラバリスタ(18:30~20:00)

まだまだ暑いものの、体育館にも涼しい風が入るようになった。幾分練習しやすくなってきたと思う。
4クラブの53がうまくできるようにならない。左右非対称というのが私には難しいようで、反対の手につられて回転数が中途半端になったり、高さが中途半端になったりしている。もう少し慣れが必要らしい。

9月6日(土)

MJF(16:30~19:50)

いつもの駒場小空間でMJFが行なわれた。ジュニア部門出場者は斎藤、伊藤、上田、大橋、杉山、中尾、呉の7人、シニア部門が飯島、谷本、芳賀、大塚、鈴木、中村(亮)、湯川、なかよし3年生(畠山、尊師)、本坊、石川、種村、相馬、宮野、山村、野口の15組16人。審査員は富田、中村(友)、村松、影山、大森の5人で、スタッフはY平、橘、つよそん、森重、水橋、横坂、戈、小野嶋、小野島、我妻、梅田、寺坂などだった。
結果はジュニア部門1位と観客賞がディアボロの呉、シニア部門1位と観客賞が3ボールの石川、2位がポイの本坊、3位がディアボロの宮野だった。いずれも1位と観客賞が同じ人だったので、結果は多くの人にとって納得できるものだと思う。どんなに高度なことをやっても、ドロップが多いと盛り上がりきれないから、そういう人は上位入賞は果たせないことが再確認された。
卒業してあまり顔を出さなくなった人たちが何人も来ていて、彼らの間で「これに出場しても勝てる気がしないからマスターズ部門を作るべきではないか?」といったことがささやかれていた。

9月5日(金)

マラバリスタ(19:00~21:00)

明日のMJFのリハーサルがあり、主力はそっちに行ってしまったため、体育館は随分すいていた。
久しぶりに長に会った。話を聞くと、この3ヶ月ほどの間に会社を辞め、ラスベガスへ新婚旅行に行き、友人に誘われて一緒に起業するもやっぱり辞め、別の会社の内定をもらったけどどうしようか悩んでいるらしい。何だそのジェットコースター人生は?
3クラブのバッククロスと5クラブで、成功したら +1、失敗したら -1 回として10回まで数えるようにしてみた。昔シガーボックスでやっていたときは「失敗したら -2 回」だったけど、そこまですると終わらなくなってしまうので、今のレベルではこれが妥当だと思う。それでも結構大変だ。

9月3日(水)

マラバリスタ(18:30~20:00)

一時期涼しかったのにまた暑くなってきた。まだ9月だし、しばらくは暑さも続くんだろうか。
良樹に「5クラブを続けようと思ったら53をやらないとダメですよ」と言われたのでやってみる。片方の手はゆっくりとした2回転で、もう片方の手はひたすら1回転という左右対称の技だ。右手が2回転のときは、ある程度慣れればできるけど、左手が2回転のときが難しい。